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第65回森林技術賞を受賞しました
第65回森林技術賞を受賞した新井主任研究員
2020年6月30日、森林チームの新井一司主任研究員が、一般社団法人日本森林技術協会の第65回森林技術賞(努力賞)を受賞しました。
受賞理由は、関東森林学会誌に掲載された論文『シカ生息密度が低下した東京都奥多摩町多摩川北岸域におけるシカ食害率の検証』が評価されたためです。
新井主任研究員は、長年、ニホンジカの被害対策の研究に取り組み、これまで、「シカ生息密度の推定方法の確立」、「急斜面版シカ侵入防止柵の開発」、「小型防除品の開発」など、数々の成果をあげてきました。本受賞研究は、奥多摩町多摩川北岸域において、シカの生息密度が低下したにもかかわらず、造林木の被害は軽減しないことを明らかにし、行政施策に反映されています。
今回の受賞を励みにし、シカを含む野生生物による森林被害対策の研究にさらに邁進してまいります。