オリジナルの袋を作成、直売所で手に取ってもらえる速さが違う

宇佐美農園
宇佐美 大(まさる)さん

 宇佐美農園では、馬糞や牛糞の堆肥を用い、さらに土壌中の微生物をいかに活性化させるかというところに着目しながら土づくりに力を入れ、通年小松菜を栽培しています。私たちの農園はこれまで100%学校給食用に足立区内の学校40校に小松菜を納めていたのですが、新型コロナウイルス感染の影響で一時給食がストップし、直売所やスーパーで販売するようになりました。そこで、オリジナルのパッケージを作成しました。デザインのあるオリジナルの袋に入れて販売することで、直売所でもお客さまを引き付けることができ、手に取ってもらえる速さが違うと感じました。宇佐美農園では、小学校にお邪魔し、食育の授業を行っています。また、社会科見学の一環で多くの子どもたちが農園を訪れ、収穫を体験します。父が始めたこの食育の授業を私も受け継ぎ、子どもたちに命の大切さを伝えていきたいと思っています。オリジナルのパッケージも子どもたちと生産者をつなぐかわいいデザインにしています。また、足立区産と明記することで、地元の方にも足立区に畑があり小松菜が生産されていることを知っていただけたのではないかと思います。