幸せを運ぶ豚をキャラクターにしたロゴで、お客さまとのコミュニケーションも深まっています。

Tucciいちご農園
土屋圭緒理さん

 Tucciいちご農園は2022年に開園した、新しい農園です。こだわっているのは地産地消。配送はいっさいせず、完熟したものを朝摘んで、その日に直売所で販売しています。お客さまにもその日のうちに召し上がっていただきたい、新鮮なおいしいいちごです。受粉にはハチの力を借りています。ハチは夕方になると巣箱に戻っていくので、この巣箱の扉を開けるのが朝一番の仕事です。農園の名前のTucci、ツッチは私たち家族が子どもの頃から呼ばれているあだ名。今は、よつぼし、かおりの、紅ほっぺの3種類を作っています。甘味と酸味のバランスが良い、よつぼしが一番お客さまに人気があり、すぐに売り切れてしまいます。
 チャレンジ農業支援事業ではロゴマーク、パンフレット、ラベルシール、のぼり、看板、ホームページなどを作っていただきました。ロゴマークに豚のキャラクターを使ったのは、豚が幸福を運んでくれる動物だから。デザイナーさんにこちらの想いを伝え、何度も打ち合わせをしてできあがりました。お客さまにもかわいいと好評で、「どうして豚なの?」と由来を聞かれることも多く、お客さまと私たちのコミュニケーションを深めることにも役立ってくれています。私たちもとても気に入っていて、毎日着るユニフォームやエプロンにもこのロゴマークを使っています。
 Tucciいちご農園では2023年3月から、直売だけでなくいちご狩りを始めました。腰高の位置で栽培している高設栽培なので、いちごに泥が付くことがなく、車いすやベビーカーでお越しの方にもいちご狩りを楽しんでいただけます。ぜひ、Tucciいちご農園で、一粒一粒大切に育てた、おいしいいちごを召し上がってください。