ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 青梅庁舎 > ブランド畜産物等 > トウキョウX > 豚肉TOKYO Xにおける生産基準に準じていない肉の流通について

豚肉TOKYO Xにおける生産基準に準じていない肉の流通について


本文

ページID:0089009 更新日:2025年5月23日

東京都農林水産振興財団

 本財団が原種の豚を飼養し、ブランド維持のために基準を定め生産者に種豚を配付しているTOKYO Xという豚に関して、この度、生産基準に準じていない豚が一部で生産され流通していたことが判明しました。

 本豚の繁殖においては、本財団が系統を管理しています。決められた組み合わせで交配すること、アニマルウェルフェアに配慮した肥育方法で育成することで品質の高い豚肉をつくり、「TOKYO X」のブランドとして流通・販売しています。

 この度、販売されている肉の抽出検査において、決められた組み合わせ以外の交配による豚が繁殖、出荷していたことが判明しました。

 厳格なルールに基づき流通している中で、消費者の皆様の信頼を損なう結果となり、ご心配とご迷惑をおかけしました。今後、再発防止に向け取り組んでまいります。

経緯


12月10、11日
本財団が実施する定期的な抽出検査にてTOKYO X販売店の16店舗から計25検体を採取し、親子判定のための簡易検査を実施。
1月9日
簡易検査の結果、販売店2店舗2検体については、TOKYO X生産組合が規定する交配基準に準拠していない可能性があることが判明。
1月16日
本財団より、生産組合及び当該販売事業者に簡易検査結果を通知。
2月20日
当該2店舗で、再度抜き打ちで簡易検査を実施(4検体)。
2月21日
本財団と生産組合とが共同で当該2店舗に出荷した生産者の農場を任意で調査。
3月3日
本財団から生産組合に事実確認等の対応を指示。他のすべての生産者の生産履歴を確認。当該生産者以外には基準違反がないことを確認。
3月10日
生産組合に対するヒアリングを実施。
3月14日
2月21日の調査とヒアリング結果を踏まえ、本財団から生産組合、当該生産者及び販売事業者に対策を求める文書を発出。
3月17日
2月20日に採取した検体の簡易検査結果が判明。
4検体中1検体が、TOKYO Xの交配基準に準拠していない可能性があることが判明。(3月18日から3月21日にかけ、本財団から生産組合、当該生産者及び販売事業者へ簡易検査結果を通知)
3月25日
生産組合が、当該生産者に対しTOKYO Xの出荷停止を指示。
5月22日
精密検査の結果が判明。
疑いのある3検体(1月9日判明分2検体、3月17日判明分1検体)が、TOKYO Xの交配基準に準拠していない交配であることが確定。

 

再発防止策


開発時からの生産者等との協力関係のもとで守られてきたルールについて、今回の事態を踏まえ、より規範性を高める形で再構築する。

  • 財団は、ルール逸脱行為の早期発見につながる検査等の仕組みを強化する。(トレーサビリティの強化)
  • 販売事業者は、検査の結果に応じ、消費者への被害拡大防止措置を講ずる。
  • 生産組合は、ルール違反者に対する出荷停止規定を整備する。

 

お問い合わせ


本件に関するお問い合わせは、下記リンク先のフォームにて受け付けております。

TOKYO Xお問い合わせフォーム