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細密画とは
農総研には、明治から昭和中期にかけて試験研究の資料として描かれた900点に及ぶ水彩画の細密画が所蔵されています。江戸農業を受け継いだ東京農業は、各種園芸作物に溢れていました。これらの作物は、東京府立農事試験場に集められ、以降官民一体となった優良品種の育成・普及が始められました。野菜・果樹・花など当時栽培されていた作物は、カラー写真がなかった時代に、試験場専属の絵師により、細部まで科学的視点から描かれた細密画として、現在に引き継がれています。アーカイブでは、細密画を通して府立農事試験場時代の試験研究や農産物の生産事情を農事試験成績や当時の農業雑誌等より探ります。
新着情報
- 2023年7月1日「野菜編(6)」を公開しました
- 2023年5月4日「3人の専属絵師(画家)」を公開しました
- 2023年4月4日野菜編(5)を公開しました