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苗木生産供給事業
苗木生産供給事業とは
(公財)東京都農林水産振興財団では、東京都からの受託事業として、都内農地の保全及び苗木生産業の振興を図るとともに都市緑化に貢献することを目的に、都内の道路や公共施設に植栽する苗木を生産・供給する「苗木生産供給事業」を実施しています。苗木の栽培管理は、都内の農協への委託により都内の農家にお願いしています。
苗木栽培ほ場(青梅市内) 供給苗木を活用した緑化の事例
(都立高校の植栽)
配布に向く樹種のご紹介
苗木生産供給事業では、東京都及び区市町村が行う都民配布用の苗木の供給を行っています。
ここでは供給用苗木の中で、配布に向く樹種の特徴や育て方をご紹介します。
アベリア‘エドワードゴーチャ―’
Abelia × grandiflora ‘Edward Goucher’ スイカズラ科
半常緑の低木で、基本種のアベリアよりわい性でコンパクトにまとまります。高さは1.5m位になります。鮮やかなピンク色の花をつけ、6~10月頃まで咲き続けます。乾燥や刈込に強く、扱いやすいです。
- 育て方等、チラシはこちら アベリア’エドワードゴーチャ―’ [PDFファイル/163KB]
オリーブ‘チプレッシーノ’
Olea europaea ‘Cipressino‘ モクセイ科
地中海地方原産の常緑高木で、地植えで高さ10m、鉢植えでは1~2m位になります。直立に伸びる特性があり、樹形がまとまりやすく、他の品種と比べてコンパクトです。
6月上旬に白い花をつけ、10~11月に結実しますが、観賞用のため実付きは控えめです。実を楽しみたい場合は、他品種と混植してください。
- 育て方等、チラシはこちら オリーブ’チプレッシーノ’ [PDFファイル/60KB]
ブルーベリー(ラビットアイ系)
Vaccinium ツツジ科
北米東北部原産の落葉低木で、地植えで1~3m、鉢植えで0.6~1.0m位になります。ラビットアイ系は暑さに強く、実は小粒ですが多収となる特性があります。
4~5月にかけて白い花をつけ、7~8月に結実します。実を楽しむためには、同じラビットアイ系の他の品種と混植してください。
- 育て方等、チラシはこちら ブルーベリー [PDFファイル/116KB]
グミ‘ギルトエッジ’
Elaeagnus × submacrophylla ‘Gilt Edge’ グミ科
常緑の低木で、地植えで高さ1~2m位になります。葉の縁に鮮やかな黄色い斑が入っているのが特徴です。耐暑、耐寒、耐潮性に優れ、強健です。
11~12月には芳香のある花も楽しむことができます。
- 育て方等、チラシはこちら グミ‘ギルトエッジ’ [PDFファイル/312KB]
ヒメシャリンバイ
Rhaphiolepis indica var. umbellata f. minor バラ科
常緑の低木で、地植えで高さ2~3m位になります。基本種のシャリンバイより葉が小さく、4月に薄桃~白い花が一面に咲きます。また同時に紅紫色の新葉も楽しむことができます。陽当たりの良い場所で良く生育しますが、半日陰にも耐えます。
- 育て方等、チラシはこちら ヒメシャリンバイ [PDFファイル/318KB]
セイヨウシャクナゲ
Rhododendron cvs. ツツジ科
常緑の低木で、地植えで高さ3m位になります。欧州で改良された園芸品種で、4月に大きく華やかな花を楽しめます。夏の暑さ、極端な乾燥や湿度には弱いので、注意が必要です。乾燥防止に株元へのマルチングが有効です。
- 育て方、チラシはこちら セイヨウシャクナゲ [PDFファイル/141KB]
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