東京での就農を本気で考えるツアー（令和6年度第1回）を開催しました

印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示ページID：0084547 更新日：2024年8月7日

東京での就農を本気で考えるツアー令和6年度第1回を開催しました

令和6年8月3日土曜日に、令和6年度第1回東京での就農を本気で考えるツアーを開催しました。
　参加者は男性4名、女性1名の計5名で都内での就農に関心を持つ方々にご参加いただけました。
　

当日は下記のようなスケジュールで進行いたしました。
9時　　　立川駅南口集合・出発
　　　　　（車内にて）就農までの道のりパンフ解説、研修の必要性等を中心に解説
午前中八王子研修農場概要説明、実習ほ場の見学、研修室にて質疑応答
　　　　　（約2.5時間）
正午ごろ　道の駅八王子滝山にて各自で昼食休憩
　　　　　（車内にて）とうきょう援農ボランティアの紹介と就農準備での情報収集について
午　後　　先輩農家佐藤睦美氏ほ場紹介・挨拶、農場見学、講師の就農体験談・質疑応答
　　　　　（1時間半程度）
　　　　　（車内にて）ツアーを通しての補足事項連絡と質疑応答
16時30分拝島駅到着・アンケート回収・解散

ツアー午前中の様子

　午前の東京農業アカデミー八王子研修農場の見学では、農場長から概要説明、農場案内を受けました。まず、研修室内でアカデミー研修農場設立に至った都内の農家数の減少などの現状説明に始まり、研修農場で学べる内容の紹介や、卒業生の就農状況などの解説を聞きました。ここで質疑応答に入ったところ、皆さん積極的に質問されていて就農への気持ちの熱さが伝わってきました。
その後、作業棟や育苗用のハウスなどを見て、徒歩で移動しながら農場を見学しました。猛暑の炎天下での開催となりましたが、農場長は珍しい品目などを次々紹介して下さり、参加者の皆さんは興味津々でした。アンケートでは、「研修農場の内容が充実していることがよく分かった」「農業を始める人への楽しさと難しさをバランスよく知れた」など満足度の高いコメントが寄せられました。

八王子研修農場の概要説明

作業棟には様々な機械や資材が揃っています

研修生が挑戦中のかなり珍しい品目も紹介

1年生ほ場のナスを見学、品種も様々

2年生の区画も珍しい栽培法などを見学

広い研修農場を飽きることなく見て回ることができます

ツアー午後の様子

午後の卒業生訪問では、昨年3月に研修農場を卒業し、あきる野市に就農して2年目の佐藤睦美さんの農場を訪問しました。佐藤さんからは、現在栽培をしているものについて、農場を見学しながら紹介していただいた後に、日よけの大型テント内で就農のきっかけや思い、苦労した点、就農に向けて大切だと思うこと等を体験談としてお話しいただきました。農業的知識はゼロからのスタートだったこと、保育園のお子さんがいる中での研修農場に通う苦労や、卒業後、実際に就農した年の作業配分の難しさなど、実体験をもとにした農外参入のリアルを聞くことができ、参加者からの質問も次々に出ていました。