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東京での就農を本気で考えるツアー(令和6年度第2回)を開催しました

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0084678 更新日:2024年9月5日

東京での就農を本気で考えるツアー令和6年度第2回を開催しました

 令和6年8月29日木曜日、令和6年度第2回東京での就農を本気で考えるツアーを開催しました。大型の台風10号が九州に停滞しており、交通機関の影響等を心配された方のキャンセルが複数ありましたが、参加者は男性2名、女性1名の少数精鋭で、意欲ある方々にご参加いただけました。

当日は下記のようなスケジュールで進行いたしました。


9 時     立川駅南口集合・出発
    (車内にて) 就農までの道のりパンフ解説、研修の必要性等を中心に解説
午前中    八王子研修農場 概要説明、 実習ほ場の見学、 研修室にて質疑応答
      (約2.5時間)
正午ごろ   道の駅 八王子滝山にて各自で昼食休憩
    (車内にて) 就農の道のり、補足事項等について
午 後    先輩農家 吉岡信一氏ほ場 紹介・挨拶、 ほ場見学、 講師の就農体験談・質疑応答
      (2時間程度)
16時20分   八王子駅到着・アンケート回収・解散

ツアー午前中の様子

 午前の東京農業アカデミー八王子研修農場の見学では、農場長から概要説明、農場案内を受けました。まず、参加者の自己紹介からはじまり、研修農場の最新PR動画を視聴してから研修農場設立の経緯、どんな農家を育成していくか、研修農場で学べる内容の紹介や、卒業生の就農状況などを小寺農場長から説明していただきました。皆さんが、申込時に寄せた質問を含め、質疑応答も快く何でもお答えいただきました。
 その後、作業棟や養液栽培トマトのハウスなどを見て、徒歩で移動しながら農場を見学しました。台風の影響で雨を心配していましたが、ほ場見学中は快晴となりました。農場長からは、珍しい品目などを次々紹介し、参加者の皆さんは興味津々でした。また、防風ネットを張ったり、雨水を畑の外へ流すための溝堀りなど、台風対策のための実践的な実習の様子を垣間見ることができて、充実した見学となりました。
 アンケートでは、「農場長の情熱に就農への気持ちが強くなりました」「農業の現実やアカデミーのことをよく知れた」など満足度の高いコメントが寄せられました。
研修農場の概要説明
八王子研修農場の概要説明
出荷調整機械は一人農業の味方という話
出荷調整機械は一人農業の味方になります。
珍しい品目をクイズ形式で紹介
珍しい品目をクイズ形式で紹介。
台風対策
今しか見られない台風対策の様子(防風ネット、溝切)
2年生にインタビュー
2年生は各自の区画で課題に取り組んでいます。2年生にお話を聞きました。
農業機械は研修中に何でも試すことが大事
農業機械は研修中に何でも使ってみることができます。就農前に試して経営に必要なもの選ぶことが大事。
研修生の挑戦したい品目に応える研修農場
研修生が取り組んでみたいと相談してきた品目には、可能な範囲で応えたいと、今年はホップを導入したそうです。
種蒔き中の1年生
育苗ハウスで種蒔き作業中の1年生の様子を見学した際には、種を見せに出てきてくれました。

ツアー午後の様子

 午後の卒業生訪問では、昨年3月に研修農場を卒業し、八王子市に就農して2年目の吉岡信一さんの農場を訪問しました。到着時、かなり雨が強くなってしまったため、ほ場見学は作業場のハウスから眺めるのみになってしまいました。しかし、大雨対策として吉岡さんが掘った溝がまさに役立つ様子なども見ることができ、午前中の見学内容と卒業後の実践がつながったところでもありました。
 その後、作業場ハウス内で、吉岡さんの体験談を聞きました。吉岡さんが農業を始めたいと思った経緯から、アカデミー研修農場での研修時の様子、農地探しの様子などをお話しいただきました。特に農地については、同期の方々の就農地などとも比べながら自身はかなりの好条件の場所を借りられたので運が良かったと話されていたのが印象的でした。就農してからは、技術的には成功も失敗もあることや、地域のつながりを大切にしてちょっとした課題を解決してきたことなど、リアルを感じるお話でした。就農開始にあたっての自己資金をどのくらい使ったか、今現在の売り上げ状況なども質問に答えてくださり、アンケートでは「農業についた現場の方の声が聞けて良かった」「一生懸命に取り組まれてきた話が良かった」と本ツアーの目的を達成できた感想が寄せられ、事務局としても大変うれしく思います。最後には雨があがったので、吉岡さんの実際に購入された農業機械などを見ながら開業資金についての話題なども盛り上がりました。

豪雨のため、ハウス内からほ場の様子を説明してもらいました。
豪雨のため、ほ場の見学はハウス内から説明いただく形になりましたが、午前中に研修農場で見た台風対策の溝切を、吉岡さんが実践していて、雨がうまく流れていく様子を見ることができました。
じっくり体験談を聞きました
ハウス内で、体験談をじっくり聞きました。
雨あがりのほ場見学、斜面と土の流出対策の話
雨あがりのほ場見学では、斜面と土の流出対策の話などを聞きました。
就農時に揃えた農業機械の話
就農時にどんな農業機械を揃えたのか、探し方(入手方法)などの経験談をお話しいただきました。

今後の開催について

今年度、2年目の「東京での就農を本気で考えるツアー」ですが、第2回は台風の進路に悩まされつつも、なんとか開催することができました。少人数で説明も行き届き、質問がしやすかったことも満足度につながったことと思います。

 

第3回は9月11日水曜日開催、第2回と同じコースで実施します。都内での就農に興味がある方のご参加をお待ちしております。
第4回は10月19日土曜日、卒業生2名(2期生および3期生)を巡り、複数の就農事例を知るコースで実施します。


ツアーの詳細はこちら
https://www.tokyo-aff.or.jp/soshiki/2/84603.html
参加申し込みのページはこちら
https://www.znk.or.jp/report/page_173.html

 

また、第5回(12月開催予定)は雇用就農からの独立就農をテーマに11月上旬に公開予定で準備を進めております。ご興味ある方は、当財団のHPや東京就農ツアーInstagramアカウント(tokyo_shunou_tour)のフォローをお願いします。

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