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東京での就農を本気で考えるツアー(令和6年度第3回)を開催しました

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0084709 更新日:2024年9月17日

東京での就農を本気で考えるツアー令和6年度第3回を開催しました

 令和6年9月11日木曜日、令和6年度第3回東京での就農を本気で考えるツアーを開催しました。参加者は男性3名、女性1名の計4名でした。残暑厳しい快晴のお天気の中ですが、参加者同士も打ち解けて、和やかな雰囲気でツアーを行うことができました。

当日は下記のようなスケジュールで進行いたしました。

9時    立川駅南口集合・出発

     (車内にて)就農までの道のりパンフ解説、農地貸借に求められる条件などを解説

午前中  八王子研修農場   概要説明、 実習ほ場の見学、 研修室にて質疑応答

    (約2.5時間)

正午ごろ 道の駅 八王子滝山にて各自で昼食休憩

       (車内にて)就農の道のり、情報収集活動。研修制度等についてご紹介

午後   先輩農家 吉岡信一氏ほ場 紹介・挨拶、 農場見学、 講師の就農体験談・質疑応答

     (2時間程度)

16時00分 八王子駅到着・アンケート回収・解散

ツアー午前中の様子

 午前の東京農業アカデミー八王子研修農場の見学では、農場長から概要説明、農場案内を受けました。まず、参加者の自己紹介からはじまり、研修農場の最新PR動画を視聴してから研修農場設立の経緯、どんな農家を育成していくか、研修農場のカリキュラムの紹介や、卒業生の就農状況などを小寺農場長から説明していただきました。
 その後、出荷調整機械や育苗ハウスなどを見学して、徒歩で移動しながら農場を見学しました。9月とは思えない残暑の日の開催となりましたが、研修生の多様な希望に応じて栽培を始めた珍しい品目などを次々紹介し、飽きることなく見て回られていました。また、在籍中の研修生に2年時の取組みの紹介や研修の感想などを聞く場面も設けられ、自身が研修を受けた場合のイメージもわく見学内容となったようです。
 アンケートでは、「設備や農機具がたくさんあり参考になった」「研修農場が思ったよりも広大だった」など研修へのイメージがつかめたというコメントが寄せられました。
研修農場の概要説明
八王子研修農場の概要説明
作業棟の見学、荷づくりなどもすべて初めてという話など
作業棟の見学、荷づくりなども初めてだと思うが、研修農場では一から経験できますという話。
参加者の初めて見る品目
農場見学では、参加者が初めて見る品目もたくさんあります。
1年次に共同で作付けるほ場の説明
1年次には同期生と共同で多くの代表的な品目を作付けて、作業を一から学びます。
「野菜作りは愛情」という農場長
「野菜作りは愛情」と熱意のこもる農場長の解説。
自己課題に取り組む 2年生にインタビュー
自己の区画でそれぞれの課題に取り組む2年生にインタビュー。就農後に中心作目にしたいものに取り組んでいます。
2年生の導入する珍しいハーブ
取り組みたい品目には、相談の上導入して試行してみるよう指導されています。今年の2年生が取り入れたとあるハーブを試食する農場長と見学者。
トラクターのサイズも比較できます
研修農場は在籍中に多くの農業機械を実際に使って試せることも魅力の一つ。トラクターも複数あります。

ツアー午後の様子

 午後の卒業生訪問では、昨年3月に研修農場を卒業し、八王子市に就農して2年目の吉岡信一さんの農場を訪問しました。到着後、挨拶をしてからほ場見学に行きました。吉岡さんが1年目に借りられた50aのほ場一帯を見渡しながら、その畑で就農できたことは本当に恵まれているというお話を伺いました。また、吉岡さんの実際に購入された農業機械一式を見ながら、購入の経緯なども詳しくお話しいただきました。

 その後、作業場ハウス内で、吉岡さんの体験談を聞きました。吉岡さんが農業を始めたいと思った経緯から、アカデミー研修農場での研修時の様子、経営の考え方などをお話しいただきました。特に研修農場に入ってからは、自分への投資として時間をいかに使うかを経営目線で考えたというお話が参加者の皆さんの印象に残ったようです。

 就農してからは、様々な成功も失敗もある中で、農産物は価格の変動や気候による出来不出来もあってなんとか経営計画書の収入予定額を達成できたというリアルを感じるお話でした。アンケートでは「志の高い農家さんのお話が聞けて良かった」「投資や経営方法等参考になりました」と本ツアーの目的を達成できた感想が寄せられました。

 快晴のため、作業ハウス内は遮光ネットや扇風機があっても暑かったのですが、参加者の皆さんは熱心に吉岡さんのお話を聞き、質問もたくさん出ていました。吉岡さん、ありがとうございました。

吉岡さんのほ場見学に出発
育苗スペースの横を通り、吉岡さんのほ場見学に向かいます。
快晴の下、農業機械の準備の話
快晴の空の下、就農時に導入した農業機械と金額や入手方法などのリアルな話をお聞きしました。
吉岡さんの体験談は学ぶところが多い
ハウスの中で座って体験談を聞きました。とても暑いですが、吉岡さんも丁寧にお話下さり、参加者も熱心に聞き入っていました。吉岡さんの体験談は学ぶところが多いです。
最後にネギの皮むき器の実演もしてもらいました。
最後に、ネギの皮むき器の実演をしてもらいました。初めて見る方も多く、何の機械を導入すると生産性が上がるかを考えながら農業経営を拡大していくお話を実感する場面でした。

今後の開催について

 今年度3回目の「東京での就農を本気で考えるツアー」ですが、今回はお天気に恵まれすぎる中、無事に開催することができました。少人数で説明も行き届き、質問がしやすかったことも満足度につながったことと思います。

 

 第4回は10月19日土曜日に卒業生2名(2期生および3期生)を巡り、複数の就農事例を知るコースで実施します。現在募集中の東京農業アカデミー八王子研修農場令和7年度研修生募集<外部リンク>に応募される方にも是非ご参加いただきたいツアーです。

 

ツアーの詳細はこちら

https://www.tokyo-aff.or.jp/soshiki/2/84603.html

参加申し込みのページはこちら

https://www.znk.or.jp/report/page_173.html<外部リンク>

 

 また、第5回(12月開催)は雇用就農からの独立就農をテーマに11月上旬に公開予定で準備を進めております。ご興味ある方は、当財団のHPや東京就農ツアーInstagramアカウント(tokyo_shunou_tour)のフォローをお願いします。

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