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東京での就農を本気で考えるツアー(令和6年度第4回)を開催しました
東京での就農を本気で考えるツアー令和6年度第4回を開催しました
当日は下記のようなスケジュールで進行いたしました。
9時 立川駅南口集合・出発
(車内にて) 就農までの道のりパンフ解説、農地貸借に求められる条件などを解説
午前中 八王子研修農場卒業生 佐藤睦美さんを訪問
講師紹介、参加者自己紹介、ほ場見学、就農体験談、質疑応答
(約2時間)
正午ごろ 西多摩地域内大型商業施設にて各自で昼食休憩
(車内にて) 就農の道のり、情報収集活動での援農ボランティア制度の活用について等
午後 八王子研修農場卒業生 関拓真さんを訪問
講師紹介、参加者自己紹介、ほ場見学、就農体験談、質疑応答
(降雨のため1時間半程度で切上げ)
15時30分 拝島駅到着・アンケート回収・解散
ツアー午前中の様子
また、佐藤さんのご紹介に続き、参加者の皆さんからも自己紹介と一言挨拶をいただき、発言がしやすい雰囲気作りができたと思います。
前職は管理栄養士で農業経験は一切ない中、やる気と時間のメリハリをもって研修を受け、就農を実現できたお話を伺いました。また、就農1年目は頑張りすぎてしまい、就農の目的の一つであった家族との時間を確保することがおろそかになってしまった、といった失敗談も話していただき、2年目はその反省を踏まえ作付けを見直したお話なども隠さずしていただけたので、就農のリアルを聞くことができ、参加者からの質問も尽きませんでした。
ツアー午後の様子
午後は、今年3月に研修農場を卒業し、瑞穂町に就農して1年目の関拓真さんを訪問しました。到着後、挨拶をしてからほ場見学に行きました。関さんが1年目に借りられた50aのほ場一帯を見渡しながら、関さんの農業経営の主力品目であるキャベツの作付け状況などのお話を伺いました。また、関さんは畑の横にある古い家屋も地主さんと交渉して借りることができた、片付けやきれいにすることは自分が行う条件で貸してもらうことができたお話もお聞きしました。
その後、椅子に座り丸くなって関さんの就農体験談をお聞きしました。なぜ20代の若さで公務員の安定を放棄してでも農家になりたいと思ったか、なぜ出身ではない瑞穂町での就農を選んだか、地域との付き合いはどのようにしているか、将来のビジョンはどのように考えているかなどをお話しいただきました。特に、1人で農業をするにあたってキャベツという品目を選んだプロセスなどは、参加者の印象に残ったとアンケートにも書かれていました。
お二人とも、最初の借り入れる農地を見つけるまでは苦労をされたが、就農後にまじめにやっている姿を見て、次に貸してもらえる農地の話はすぐに来た、という体験が共通していました。アカデミー研修農場に通っていた間の家族や周囲の人に恩返しのつもりで農業を頑張っていく、という気概も共通項でした。
今後の開催について
今年度4回目まで、東京農業アカデミー八王子研修農場からの就農の道のりをテーマに開催してきました「東京での就農を本気で考えるツアー」ですが、研修農場の令和7年度研修生募集の〆切も近づいていることから、今年度の同テーマは終了となります。
今年度最後の開催となる第5回は12月21日土曜日に雇用就農の受け入れ農家と、その農家から独立就農を果たした農外参入者を巡り、雇用研修による就農の道のりをテーマに実施します。参加者募集は開始しておりますので、ご興味ある方はぜひお申し込みください。
ツアーの詳細はこちら
https://www.tokyo-aff.or.jp/soshiki/2/84802.html
参加申し込みのページはこちら
https://www.znk.or.jp/report/page_560.html