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キャベツ調査11月中旬
1 調査対象品目及び生育ステージ
冬キャベツ 出荷開始期
2 調査時期
令和6年11月13日
3 調査産地の状況
練馬区
4 生育・作柄概況等
・ 生育進度 遅い
・ 出荷進度 遅い
・ 作付面積 前年並み
・ 作柄概況 やや不良
5 具体的な生育・出荷状況等
・ 調査産地の天候
10月上旬は、平均気温は高く、日照時間も多かったが、降水量も多かった。
10月中旬は、平均気温は高かったが、日照時間は少なく、降水量はかなり多くなった。
10月下旬は、平均気温はかなり高かったが、日照時間がかなり少なく、降水量は平年並みだった。
11月上旬は、平均気温は高く、日照時間は平年並みで、降水量は多くなった。
・ 生育状況
播種の苗が猛烈な降雨により流されたり、根腐れを起こしたりしたので、追い撒きを行った。
そのため、定植が5~10日ほど遅れた。その後、高温乾燥が続いたため、根張りが弱く、高温障害も見られた。
収穫も10月下旬を目標としたが、11月中旬初出荷となり、例年より10日~2週間遅れとなった。
・ 病虫害発生状況
定植時に1割ほど新くい虫(ハイマダラノメイガ)の被害が見られたが、適切な防除の実施と気温の低下により、食害は収まった。
他の病虫害の発生は、ごく少なく、被害は見られなかった。
・ 規格・品質
8玉出荷が中心。収穫が遅れている中で、結球部の肥大が悪く、かつ球の締りが緩い傾向にあり、規格を守るのに苦慮している。
・ 今後の生育・出荷の見通し
日量150c/sを見込んでいたが、現在日量100c/sで収穫終了まで変わらないと想定される。
収穫終了は11月中を想定していたが、12月にずれ込む見込み。
写真1 大きさがばらばらで拾い取りしている 写真2 今後出荷予定のキャベツ
写真3 結球初めのキャベツ(例年より遅い) 写真4 収穫を待つキャベツ