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東京での就農を本気で考えるツアー(令和7年度第1回)を開催しました
東京での就農を本気で考えるツアー令和7年度第1回を開催しました
当日は下記のようなスケジュールで進行いたしました。
9時 立川駅南口集合・出発
(車内にて)財団職員より就農までの道のりパンフ解説
東京都農業会議職員より雇用による農業技術習得期間の解説
午前中 雇用就農受入農家 田中滋さん 経営概要、就農希望者への話、質疑応答
正午ごろ 大型商業施設フードコート内にて各自で昼食休憩
午後 独立就農者 林貫太郎さん 紹介・挨拶、 ほ場見学、就農体験談、質疑応答
(車内にて)都内の就農の道のり補足説明等
15時30分 拝島駅到着・アンケート回収・解散
ツアー午前中の様子
質疑応答では、販路に関することや、獣害対策についてなど多岐にわたる質問に、誠実にお答えくださる姿が印象的でした。最後に、どんな人を雇用したいかの問いには「真面目で(よく働き)農業を楽しめる人に来ていただきたい」とお答えいただきました。


ツアー午後の様子
午後の独立就農者 林貫太郎さんの畑ではナス・ピーマンの栽培の様子、そこから約15分のバス移動を経てハウスのミニトマトや苗を見学した後、ハウス内で就農体験談をお聞きしました。
他県での雇用就農から、地元の東京で農業をしたいと考えて、都内で田中さんの農園に勤めたことや、独立時の農地借り入れで苦労したことや機械の購入等についても、すべてオープンに話していただき、参加者は就農後の姿をイメージしやすかったと思います。その後、参加者からの質問も次々に出ていました。全体的にとても謙虚にお話しされている姿から、そういったことを心掛けていますか?という質問が出て、ご自身もかなり意識して謙虚な姿勢を心掛けていることや、やる気だけではなく何を身につけられたかを大事にしていると答えられていたのが印象的でした。



アンケート結果より
ツアーの満足度は5(とても満足)~3(普通)~1(不満)の5段階評価で記入された数字の平均値で、両方の見学先で4.9の高評価、ツアー全体も4.8の評価をいただきました。また、生の声を聴けて良かったというお声が多く、雨でご不便をおかけしたことへの指摘等は一切なかったことに、主催者として感謝申し上げます。
2.参加前に知りたかった情報を得ることができたか
ツアー参加者の事前に知りたかったことは、何から始めればいいのか、就農者の生の声、販路はどの様に見つけるのか、などが挙げられていた。
ツアー参加により、知りたかった情報を得られたかについては、十分できた58%、できた42%と、それぞれが聞きたかった情報収集をしていただくことができたようです。
3. 自由記述(抜粋)
●農家の方に実際にお会いすることで、農業に対する熱い思いが伝わり易かった。
●就農したい気持ちが一層強くなりました。ぜひ就農のサポートをしていただきたいです。
●未経験から農家になられた方のお話が多く、全く農業に関わってこなかった自分にも有難い視点や声をうかがうことができて、とてもためになりました。
●とにかく見聞を広めたかったので、貴重な時間になりました。
今後の開催について
今年度、3年目を迎えた「東京での就農を本気で考えるツアー」ですが、今年度は初の5月開催で就農関係情報の発信が少ない時期であったことなどから、これまでで最も多くの参加人数となりました。雨の開催でしたが熱心な参加者の方々に恵まれ、とても良い雰囲気で開催することができました。受入農家のお二人、参加者のみなさま、ありがとうございました。
第2回は7月19日土曜日、第3回は10月3日金曜日開催予定で準備を進めております。都内での就農に興味がある方はぜひ日程の確保をして、当財団ホームページでの情報公開をお待ちいただければ幸いです。
