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東京での就農を本気で考えるツアー(令和7年度第2回)を開催しました
東京での就農を本気で考えるツアー令和7年度第2回を開催しました


当日は下記のようなスケジュールで進行いたしました。
8時30分 立川駅南口集合・出発
(車内にて)就農までの道のりパンフ解説、地域による農地の違い解説
午前中 八王子研修農場 概要説明、 実習ほ場の見学、 研修室にて質疑応答
(約2.5時間)
正午ごろ 道の駅 八王子滝山にて各自で昼食休憩
午後 先輩農家 中村しのぶ氏ほ場 紹介・挨拶、 農場見学、 講師の就農体験談・質疑応答
先輩農家 吉岡信一氏ほ場 紹介・挨拶、 農場見学、 講師の就農体験談・質疑応答
(各1.5時間程度)
(車内にて)補足事項等について
17時10分 立川駅到着・アンケート回収・解散
ツアー午前中の様子
その後、作業棟にて出荷調整機械などを見て、徒歩で移動しながら農場を見学しました農場内の移動は距離がありますが、農場長から珍しい品目などを次々紹介し、参加者の皆さんは飽きずに歩いていただけました。例年よりも早い時期に見学できたので、収穫中の露地トマトや沢山の果実を取り終わったキュウリなどの夏野菜を見ることができました。アンケートでは、「大変な印象が強かったが、農業の楽しみ方なども感じることができた」「農場長のご説明のおかげで自分が農家になることのイメージをつかむ第一歩となった」「新規就農者の将来的な収益性を念頭にした取組を行っていると感じ大変心強く思った」など満足度の高いコメントが寄せられました。






ツアー午後の様子(1か所目)
午後の卒業生訪問1か所目では、昨年3月に研修農場を卒業し、八王子市に就農して2年目の中村しのぶさんの農場を訪問しました。田んぼが広がる地域の中で、アーチ仕立てが存在感を放っているパッションフルーツほ場は圧巻で、参加者たちは初めて見る景色に衝撃を受けている様子でした。中村さん自ら作成した視察資料には、就農1年目の収益計算や心が折れそうになったことなど、ありのままを公表いただきました。アンケートでは「体験に基づいたリアルなお話が有難い」「可能ならお手伝いしに行ってあげられたらと思いました」「アカデミーの良さやコミュニケーションの大切さを感じた」など、就農の実体験からの話を参加者の皆さんがしっかり受け止めていただいたことが伝わってきました。



ツアー午後のようす(2か所目)
作業ハウス内で体験談をお聞きしました。農業を始めたいと思った経緯から、アカデミー研修農場での研修時の様子、就農してからの収益性の話などをお話しいただきました。すべて自分次第であり、気を抜いたら時間だけ過ぎてしまう、アカデミー在学の2年間の時間は自分への投資で、今それを回収していると話されていたのが印象的でした。経営品目の選び方や、地域とのコミュニケーションの必要性、現在の販売目標額とそれに伴う労働時間など、書ききれないほどリアルをお話しいただきました。アンケートでは「個人事業主としての責任、すべては自分にあるということが深く心に刻まれた」「経営者目線の収支計画・作付けなどが非常に参考になった」「男性らしい意見が聞けて、中村さんとは違った良さがあった。みなさんエネルギッシュで明るくてすごい」と熱い感想が寄せられ、事務局としても大変うれしく思います。



今後の開催について
ツアーの開始から3年目を迎えた「東京での就農を本気で考えるツアー」ですが、第2回は恒例の八王子研修農場とその卒業生を訪問するコースで実施しました。より多くの情報をお伝えしたいと思い、午後に2軒伺う大盛スケジュールでしたが、皆さん暑い中でも真剣に見学し、お話もよく聞き、質問もしていただき、充実の時間を過ごしていただけたことと思います。
第3回は10月3日金曜日開催、第2回と同じコースで実施します。午前中に八王子研修農場、午後に卒業生の佐藤睦美さんを訪問します。佐藤さんは保育園児の子育てと両立しながら研修農場に通われたパワフルな女性です。都内での就農に興味がある方のご参加をお待ちしております。

ツアーの詳細はこちら
https://www.tokyo-aff.or.jp/soshiki/2/89151.html
第3回参加申し込みのページはこちら<外部リンク>(申し込み開始は8月29日からです)
https://www.znk.or.jp/report/page_399.html
また、第4回(10月予定)は卒業生3名をめぐるコース、第5回(12月予定)は雇用就農からの独立就農のコースで準備を進めております。ご興味ある方は、当財団のHPや東京就農ツアーInstagramアカウント(tokyo_shunou_tour)のフォローをお願いします。