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6月13日、西多摩郡日の出町において、「企業の森」として、33か所目に当たる「すこやけくの森※ いなげや(日の出)』の開設式及び記念植樹がおこなわれました。
企業の森は、東京都と財団が連携し花粉の少ない森づくりの一環として進めているものです。戦後の復興期や高度成長期に植えられ、伐採や利用の適期にあるスギやヒノキの人工林が多摩地域には広範に存在します。しかしながら、木材価格の低迷などもあって、森は放置され、毎年、花粉が多く飛散する状況になっています。そこで企業や自治体などの協賛を得て、企業、地主、財団の三者で「企業の森」協定を締結し、花粉の少ないスギやヒノキ、あるいは広葉樹に植え替えて、森を育成していく運動を進めています。
当日はあいにくにも雨でしたが、いなげやの本杉社長をはじめ社員の方々、森林所有者の野口さんも参加していただき、式典を無事行うことができました。
今回、クヌギやコナラ、モミジなど500本以上がこの地に植栽されます。春の新緑、秋の紅葉など豊かな森となって、地域の人々に潤いを与えてくれることでしょう。財団としても、責任をもって森の整備に取り組んでまいります。
※すこやけく・・・(株)いなげやの企業理念で「健やか」と「希求(けく)」をあわせて「すこやかなことをこいねがうこと」の意味