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6月24日午後、小池知事が財団の立川庁舎を訪れました。
私と農林総合研究センターの村上所長が案内に当たりました。
まず、知事を玄関ロビーにある多摩産材を使ったオフィスの木質化のショールームに案内しました。そこでは、杉の植栽から伐採までの50年にわたる一連の成長過程と維持管理作業が一目でわかる模型があり、財団の行う森林循環事業(花粉対策)も説明しました。また多摩産材を使った木工製品なども見学され、最近話題になっているヒノキで作ったマスクケースに興味を示されていました。
多摩産材の説明
その後、講堂で、所長から農総研で研究開発している新品種(房どりブルーベリーなど)や江戸東京野菜の説明をしました。
次に東京フィーチャーアグリシステム(太陽光利用型植物工場)を導入しているあきる野市の農家の田中さんも交えて、このシステムの説明とデモを行いました。田中さんの栽培したトマトなどを試食していただきました。
江戸東京野菜の説明 トマトの試食
その後、木材をふんだんに使ったオリンピック・パラリンピック関連事業課の部屋を見ていただきながら、中庭で「動かせる緑陰ベンチ」でミストが稼働している様子などを視察されました。
「動かせる緑陰ベンチ」の視察
次に、下圃場に移動して、フィーチャーアグリシステムを実装したハウス内を見学され、トマトを実際に収穫していただきました。採ったその場でプチトマトも試食され好評でした。知事表彰を受けた東京おひさまベリーのハウス前も通られ、その時の甘いイチゴの感想もありました。
プチトマトの収穫と試食
最後に、知事からは稼ぐ農業に向けて、財団、農総研に対し厚い期待が寄せられました。