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こんにちは、理事長の岩瀨です。
実りの秋を迎えました。
当財団農林総合研究センターでは、近隣の幼稚園、保育園を対象として、園児たちにサツマイモの植え付けから収穫までの作業を一貫して体験してもらう試みを実施しています。
地域貢献を図りながら、農業とふれあうことで子どもたちに食べ物に対する理解を深めてもらい、東京農業を支える力を育むことを目指しています。
今日(10月10日)は、立川市内の幼稚園の園児たちが、春に自分たちが植えたサツマイモの収穫を体験しました。
園児たちは、植え付けから実るまでの生育状況や収穫方法についての説明を財団担当者から聞いた後に、圃場に広がり、熱心にイモ掘りに取り組んでいました。
土まみれになりながら手で少しずつ土を掘り進め、サツマイモが土の中から顔を出し、掘りあがると、「イモが出てきたよ」、「すごい大きいよ。重い。」と大きな歓声をあげ、先生に報告している元気な姿も見られました。
今年の夏は日照り続きで極端に降雨が少なかったこともあり、イモの生育不良が心配されたところですが、各園の先生方が暑い中、草刈り等の作業を頑張ってくださったおかげで、大きなサツマイモが実り、16の幼稚園、保育園のあわせて約1000人の園児に、収穫の喜びを体験してもらうことができました。
園や家に帰って、ニコニコしながら芋掘りの体験を話したり、ホクホクのサツマイモを食べたりする微笑ましい姿が目に浮かびます。
子どもたちにとって、自分が植えた小さな苗から多くのイモができることに驚きを感じるとともに、記憶に残る思い出となったのではないでしょうか。
今後も当財団では、様々な形で子どもたちに農業を体験する場を提供していきたいと考えています。
イモ掘りの様子