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こんにちは、理事長の岩瀨です。
当財団は東京都とともに、多摩地域の花粉を多く飛散するスギ・ヒノキ林を伐採し、花粉の少ないスギなどに植え替える「花粉の少ない森づくり」を進めています。
この森づくりを支えるため、2007年から「企業の森」事業を開始し、これまで37箇所の森林で協定を結び、企業や団体の皆様には森林整備費用相当の寄附にご協力いただく一方、森林を社員体験・研修の場として、植樹や下刈り体験などにご活用いただいています。
2月1日(木)、株式会社東日本銀行様(本店:中央区日本橋)へお伺いし、「企業の森」第38号となる協定の締結式を行いました。
今回、花粉の少ない森づくりの主旨にご賛同いただいた東日本銀行様は、創立100周年記念事業の一環として「企業の森」事業にご協力いただくこととなり、青梅市に所在する森林を「東日本銀行100周年の森」と名付けられました。
締結式は、東京湾を一望する会場において、和やかな雰囲気で進められました。
大石慶之頭取からは、当行のシンボルマークは、地域社会の繁栄を願う「繁栄の木」を表しており、「企業の森」での森林整備や、従業員による植樹や森林保全活動を通じて、地域の環境保全や生物多様性の確保に貢献していきたいとのお話しがありました。
私からは、森林は、水源のかん養や災害の防止、二酸化炭素の吸収など様々な機能を持ち、この機能を十分に発揮するには、森林を循環させることが大切であることをお伝えしました。
森林の循環を進め、地球温暖化の緩和にも貢献する、「花粉の少ない森づくり運動」には、広く都民や企業、団体の皆さんの参加と協力が必要です。
いただいた寄附金は森林整備や、花粉の少ない森づくりの運動のための貴重な財源として役立ててまいります。
協定書の手交
懇談の様子
会場の窓から東京湾を望む