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こんにちは、理事長の寺﨑です。
9月22日(日・祝)に、当財団主催「東京産小松菜給食レシピコンテスト」
の実技審査と表彰式を執り行いました。
東京都では、地域における地場産農産物の利用を一層図るため、今年度から新たに、学校給食に東京産農産物を活用するための取組を進めておりますが、今回のコンテストはその一環として開催したものです。都内の小学校に通う4~6年生の児童を対象に、学校給食で食べてみたい小松菜を使用したレシピを募集し、書類審査・実技審査により優れたものを選び表彰しました。
初開催となる今回は、47校64名からの応募があり、素材を最大限活かした調理方法や、野菜が苦手な子でも食べられるような工夫など、印象に残るレシピがいくつもありました。実技審査に残った5名の児童の皆さんは、手際良く調理器具を使いこなし、技術の高さを競い合いました。慣れない環境の中で緊張しながらも奮闘する姿と真剣な眼差しに、見守る大人も胸が熱くなりました。
手際のよい調理
プレゼンテーション審査の様子
表彰式では、審査員より「材料に小松菜がたくさん使われていてしっかり味わえました」「何度も試作してレシピを完成させたのは高評価です」「苦手な食材を食べてもらえるようにする工夫が素晴らしい」とのコメントをいただき、5名の児童の皆さんにグランプリ及び各賞を授与いたしました。実技審査を乗り越えた後の、達成感が感じられる皆さんの笑顔が、とても印象的でした。副賞として受賞者全員を、小松菜の収穫体験やプロの料理人が作る小松菜スペシャルランチを楽しめるツアーにご招待させていただきます。受賞された皆様、誠におめでとうございました。
本コンテストが、ご家庭で「食のあり方」や「東京の農業」について考えていただくきっかけとなれば幸いです。
審査員と受賞者の皆さん
豆知識
小松菜は、江戸時代から栽培されてきた東京都の特産品です。その名称の由来は江戸川区の小松川といわれており、現在も都内で広く栽培されています。カルシウム、β-カロテン、ビタミンKなど様々な栄養素を含んでいます。