本文
トウキョウXは、肉質に優れた特徴を持つ3品種の豚(北京黒豚、バークシャー種、デュロック種)を掛け合わせ、それぞれの特徴(良質な脂肪、細かい筋繊維、豊富な脂肪交雑)を併せ持つよう改良された豚です。
旧東京都畜産試験場で平成2年より7年の歳月をかけて改良し、平成9年に旧日本種豚登録協会(現日本養豚協会)から日本初の合成系統豚として認定として認定されました。 現在は当財団の青梅畜産センターにおいて維持群が管理されています。
毛色は3品種の影響を引き継ぎ、黒、茶、黒と茶の斑など様々です。 質を重視して改良された肉は臭みがなく風味、味わいに優れ、特に豚肉の味を左右する脂肪は良質なものとなっています。 名称については、認定された系統名を「トウキョウX」、豚肉としてのブランド名を「TOKYO X」としています。
トウキョウXの原種豚は、青梅畜産センターからTOKYO X生産組合を通じて農家に配付しています。
生産組合ではトウキョウXの飼育方法や肥育飼料などを指定していて、農家ではこれらを遵守して種豚生産や肉豚生産を行います。
トウキョウXの肉は、「TOKYO X」のブランド名で平成9年10月から販売されています。 トウキョウXでは、「TOKYO X基本ルール」にもとづく生産や、と畜場・流通業者の指定などにより、おいしくて安全安心なTOKYO Xを消費者へ届ける仕組みをつくっています。
TOKYO Xは都内小売店で組織されるTOKYO X-Associationを始め、都内を中心とするスーパーや百貨店などで販売されています。また、トウキョウXの肉を扱う料理店もあり、そのおいしさを幅広く消費者へ届ける努力が続けられています。
青梅畜産センターでは、トウキョウXの新規生産者参入に向けた取り組みを行っています。
詳細は下記サイトをご覧ください。
https://tokyox.info/<外部リンク>