本文
こんにちは、理事長の岩瀨です。
立川庁舎の正面玄関を入った1階ロビーには、「奥多摩やまめ」の観賞用水槽が設置されています。
これまで立川庁舎には、畑(圃場)や細密画、建物や什器(机・イス)、カプセルトイの木のおもちゃなど、「農業」や「林業」を感じるものは数多くありましたが、「水産業」を間近に感じられるものがありませんでした。
そこで今回、多摩の水産業を代表する「奥多摩やまめ」を活用し、東京の内水面養殖漁業の認知度向上を目指し、実際に見て、知っていただく情報発信の取組を新たに開始しました。
この取組、当財団が東京の農林水産業を担う団体でありつつも、主たる事務所である立川庁舎で「水産業」が十分にPRされていないことに疑問を感じた1人の職員のアイデアがベースとなっています。
当財団が実施する職員提案制度で有意義であると評価され、優秀賞を受賞したのは2年前でした。東京都島しょ農林総合センターや奥多摩さかな養殖センターの協力・指導助言を得ながら、飼育方法やメンテナンスの問題など設置に向けた様々な課題をクリアし、ついにこの9月、展示の開始に至りました。職員の発想が新たな取組に結びついた一例です。
現在、水槽内には、全長35センチメートルほどの「奥多摩やまめ」が、イワナとともに泳いでいます。環境に慣れてきましたら、徐々に仲間を増やしていく予定です。
近くにお越しの際は、「奥多摩やまめ」を是非ご覧になってください。
なお、10月28日土曜日には、東京農林水産フェアを開催し、施設内を公開します。
ご来場の際にあわせてご鑑賞いただけますと幸いです。
※奥多摩やまめ(当財団ホームページにリンクします)
奥多摩やまめ