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多摩地域のニホンジカは、近年著しく増加し生息域が拡大しています。伐採跡地に植えた苗木などは食べ尽くされてしまい、林業被害のみならず集中豪雨による土砂災害を起こすなど東京の水源にも被害が発生しました。2004年7月には奥多摩町の町営水道取水口が大雨による山崩れの土砂により埋まり、深刻な状況になりました。
多摩川上流の水源を守るため、武蔵野市、奥多摩町、財団の三者が「森林整備協定」を締結し、協働してシカ被害地の復旧に取り組み、森林植生の回復を図ってきました。
当財団では、シカ食害等による裸地化を防ぐため、造林・保育作業を実施し、植栽木の生育状況を調査するとともに、設置されているシカ柵の補修や見回り管理を行っています。
第三期 2019年4月1日~2022年3月31日
(第一期 2005年3月14日~2014年3月31日)
(第二期 2014年4月1日~2019年3月31日)
3.30ha
整備前(2005年8月29日)
現在(2018年8月28日)