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IoT・AIの活用:東京型農作業スケジュール管理アプリ

印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示 ページID:0054657 更新日:2023年2月3日

共同研究の概要

都農総研との共同研究開発グループ
株式会社Agrihub

 東京の農業は、直売向けの少量・多品目栽培が多く、数十品目の農産物を生産するケースもあり、作業や資材等が多岐に渡るため経営管理が極めて煩雑になる傾向にあります。そこで、連作障がいにも配慮して作物ごとの栽培作業スケジュールをスマートフォンで管理し、計画的・効率的に農作業ができるようWebアプリを開発しました。

多品目栽培用作業スケジュール管理システムの開発(イメージ)

 

 共同開発した機能は、すでに多くの生産者の皆様に利用されている農業支援アプリ「AGRIHUB(アグリハブ)」に統合して、無償でリリースを行いました。リリース後も利用者のご意見をお聴きしながらアップデートを行っていきます。

「農作業支援アプリ「Agrihub」のバージョンアップ」が都庁Dxアワードに選定(R4年8月31日)

都庁内のデジタルを活用した実践の取り組みを表彰する「都庁DXアワード」において選定された5件に、農作業支援アプリ「AGRIHUB」のバージョンアップの取り組みが入り、表彰されました。

  副所長  
               都知事から表彰盾の授与         

◆東京都のプレスリリースへのリンク:
都庁内デジタル活用を表彰 都庁DXアワード|東京都 (tokyo.lg.jp)<外部リンク>(令和4年8月23日)デジタルサービス局

令和3年度研究開発「多品目栽培用作業スケジュール管理システムの開発

アグリハブ全国ユーザーアンケート実施結果(概要)(R4年6月27日)

 本資料は、全国のアグリハブユーザーを対象にアプリの使用状況についてオンラインアンケートを実施した結果から抜粋しています(実施期間:令和3年12月28日~令和4年1月21日、回答数:391名、回答率:全ユーザーの2%)。

 

1.幅広い年齢層に利用されている農作業管理アプリ

 アンケート回答者の年齢構成は、40代が125人(構成比32%)と最も多く、次いで30代(同26%)、50代(同19%)でした。60代以上も16%と、アグリハブは幅広い年齢層に利用されていました(図1)。 

                  図1 回答者の年齢構成

 回答者の農業従事年数は、就業してから5年以下の新規就農者の構成比率が53%と最も多く、6~20年以下の中堅農業者は33%、21年以上の熟練農業者の割合は14%でした。

 

2.どこからでもデータ入力や閲覧できる機能に高評価

 アプリを使用して農作業管理を行うことで効率化される項目を複数回答可で選択してもらったところ、場所を問わずデータの入力や閲覧が行えることや、過去の蓄積データを簡単に見返せるという、データ活用の利便性に関する項目に対し、72~80%の高評価を得ました。​

 

3.共同研究開発の新機能への有用性が示された

 共同研究により追加した農作業予定管理機能(使用者54名)、および連作障がい予防を目的とした作付履歴の管理機能(回答者391名)について、使用感や有用性について質問したところ、いずれも好意的な回答が多く得られました(図2、図3)。

図2 予定管理機能の使用感図3 作付け記録の管理機能について   

 

4.8割の方々がアグリハブを薦めたいと回答

 ​アグリハブを半年以上使用している回答者288名を対象に調査した結果、82%の人から「他者にアグリハブを薦めたい」と回答がありました。

アグリハブのPR動画を作成しましたのでご覧ください。

令和3年度

「東京型農作業スケジュール管理アプリ」をリリース(R3年8月26日)

 東京農業は、都民の皆様に新鮮な農産物を提供するため、直売向けの多品目栽培が主流です。しかし、作業や資材等が多岐に渡り、農作業管理が極めて煩雑なため、生産者からは、多品目栽培に対応した農作業管理アプリの開発が強く求められていました。そこで、スマートフォンで簡単に管理ができる「東京型農作業スケジュール管理アプリ」を開発し、都内生産者による試験運用で実用性を確認しました。​これは、令和3年4月22日にプレスリリースを行った株式会社Agrihubとの共同研究「多品目栽培用作業スケジュール管理システムの開発」の成果物です。

◆東京都産業労働局のプレスリリースへのリンク

 「東京型農作業スケジュール管理アプリ<外部リンク>」(令和3年8月26日発表)

 

 共同開発した機能は、すでに多くの生産者の皆様に利用されている農業支援アプリ「AGRIHUB(アグリハブ)」に統合して、無償でリリースを行います。リリース後も利用者のご意見をお聴きしながらアップデートを行っていきます。

 

<今回開発した機能の特徴>

〇 品目毎の作業予定を事前に登録する事で、多品目栽培のスケジュール管理ができます。

〇 作業予定を編集して作業実績を登録することで、農業日誌の作成が簡単にできます。

 

作業予定

 

〇 地図上で作付けエリアをポイントすると、栽培履歴が一目で確認でき連作障がいを予防できます

 

連作

 

・株式会社Agrihubへのリンク

  https://www.agrihub-solution.com<外部リンク>

 (今回の発表はリリースノートに記載がございます。)