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都民に森林の魅力を伝え、親しみを持って頂くため、森林・林業に関するイベントを開催しました。イベント当日の様子を、ご報告します。
今回の森林ふれあい教室は、毎年好評のクリスマスリース作りです。
講師の関根千枝子さんのもと、基礎をつるで編み、東京の森林や財団内で採れる木の実を飾りつけ
制作します。
あけびのつるを数本ねじりながら丸く編み、大きいものと小さいもの2種類の輪を作り、リースの基礎とします。
その後は飾り付けです。木の実だけではなく、ユーカリの葉やドライフラワー等、様々な自然の素材を使って、
世界に一つだけのオリジナルリースを完成させました。
参加者によっては、ご自身でお持ちの木の実やリボンを持参して飾り付けされていた方も。「今回は2回目の
参加なので、色合いのテーマを決めて参加しました」といった声もいただきました。リースにそれぞれの
個性があって素敵ですね。
来年も本イベントは開催予定ですので、今回抽選に漏れてしまった方も、ご応募をお待ちしております。
久しぶりの森林浴登山は、抜けるような青空のもと、開催しました。
通常、御岳山から登り始め日の出山へ向かうコースが一般的ですが、今回はあえて逆の日の出山登山口より
入山します。
しばらくは登りが続きます。あまりきつい場所はありませんが、日の出山山頂直下の階段では
参加された数名の方が息を切らして登っていました。
一足先に登った森林ガイドが頂上から声がけし、全員無事に頂上へ到着!
晴天なので、稜線上と山頂からの眺望が非常に良く、東京スカイツリーや新宿副都心、相模湾や富士山まで
垣間見えました。
紅葉のピークは過ぎていましたが、要所で望むことが出来、季節の移り変わりも楽しめました。
関東有数の霊山である武蔵御嶽神社も堪能し、一同はケーブルカー『御岳山駅』で解散しました。
皆様のまたのご参加をお待ちしております。
毎年恒例の「夏の昆虫観察会」は、今年も36度に達する厳しい暑さの中、熱中症対策を行いながらの開催となりました。
総括指導員の杉村さんからは、7月中旬に急に雨が降って気温が下がったので、目ぼしい昆虫が見つかりづらいと事前に伺っていましたが、
当日はシオカラトンボやアゲハ蝶、カナブン、オオスカシバの幼虫等、多くの夏の昆虫を発見しました。
また、子どもたちの熱心な探索のおかげか、カブトムシやクワガタも自分達で捕まえて観察が出来ました。
オスとメスのカブトムシをスタッフの私たちにも見せてくれました。
一通りほ場を巡ったのち、樹木に仕掛けた昆虫トラップの作り方をレクチャー。
昆虫トラップはストッキングに入れたバナナに焼酎をしみこませたもので、甘い匂いにつられて昆虫達が寄ってきます。
その後は、昆虫標本の作り方講座を開催しました。
採取した後、すぐに標本を作る時間が無いときには、採取した昆虫を容器に入れて冷凍庫で保存すると良いそうです。
本体を乾燥から守り、病害虫対策になるとのこと。
暑い中参加してくれた子どもたちへ、カブトムシのお土産をプレゼント!これには子どもたちも大喜び♪
東京の森林にて昆虫や自然と触れ合い、理解も深まったイベントとなりました。
令和6年度最初の森林浴登山では、人気の高い高尾山だけではなく、稲荷山・小仏城山を巡る縦走路をご案内しました。
高尾山山頂を目指す際には、ケーブルカーやリフトに乗車する機会が多いかと思いますが、今回は歩行のみで臨みます。
主尾根とは異なる南側の尾根を通るコースで、ふもとから山頂を目指します。
参加者からも、稲荷山コースでの登山を楽しみにしていたとの声が聞かれました。
稲荷山線歩道は数年前に整備され歩きやすくなり、久しぶりの登山にも優しいコースです。
新緑に満ちた山々では、タツナミソウやハンショウヅルなど野草観察も楽しめました。
高尾山山頂には10時15分頃到着しましたが、さすがの混雑具合です。
順番に並び、標識の前で記念撮影をしました。
順調に進行し、誰一人怪我や脱落することなく、無事に小仏峠登山口まで下山出来ました。
このイベントを通じて少しでも、東京の森林・林業について興味を持っていただければ幸いです。
ご参加ありがとうございました。
※森林浴登山イベントにおいては、参加者の皆様の安全を最優先に、天候状況を鑑み当日ご参集いただいたのち解散することもございます。
ご迷惑をおかけいたしますが、参加申込時に予めご了承いただきますようお願い申し上げます。