本文
都民に森林の魅力を伝え、親しみを持って頂くため、森林・林業に関するイベントを開催しました。イベント当日の様子を、ご報告します。
毎年恒例の「夏の昆虫観察会」を今年も開催いたしました。
今回は16名の方にご参加いただきました。
当日は快晴で猛暑のなかでの開催でしたが、子どもたちは暑さに負けず元気いっぱい!
みんな夢中になって昆虫探しや昆虫観察をしていました。
最初は虫を捕獲するのに苦戦していた子どもたちでしたが、あきらめず何回もチャレンジすることで
すぐに上達し、あっという間に虫かごの中が様々な種類の昆虫たちでいっぱいになりました。
子どもたちに大人気なカブトムシをはじめ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、カナブン、オンブバッタ、
カマキリ、アブラゼミ、ミンミンゼミなどたくさんの昆虫を観察することができました!
また水場ではアメリカザリガニやアメンボ、川エビのほかに、なんと大きなアオダイショウまで!
これには参加者の方々もびっくり!!
住宅街に囲まれた場所なのに蛇が出るなんて!と驚きのご様子でした。
昆虫トラップの作り方レクチャーでは参加者の方々にも実践していただきました。
昆虫トラップの材料はストッキング・バナナ1本・焼酎の3つです。
作り方はとても簡単でストッキングにバナナを入れ、焼酎をしみこませるだけ!
あとは樹木に吊るせば、匂いにつられて昆虫たちが寄ってきてくれます。
レクチャーの最後には講師の杉村先生からとっても嬉しいサプライズが!!
カブトムシのプレゼントに子どもたちは大喜び!みんな大興奮のひと時でした。
そしてほ場での観察会が終わったあとは、涼しい屋内で昆虫標本の作り方講座を開催いたしました。
昆虫標本作りはハードルが高いと思われてしまいがちですが、実は身近なお店や100円ショップで売っているものでも作成できるそうです。
また、昆虫標本を作ったら必ずラベルを作成しましょう。
採取場所、採取した年月日、採取者の書かれたラベルがあることで初めて学術的な標本となります。
いま身近な場所で見ることのできる昆虫でも、もしかしたら数十年後にはいなくなってしまうかもしれません。
そうしたときにラベルのある標本が残っていたらとても貴重な記録となるそうです。
今回のイベントではたくさんの昆虫や生き物を観察することができ、参加者の皆さんに自然と触れ合うことの楽しさを知っていただけました。
この度はご参加くださり、ありがとうございました。