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さわや香ミディ
品種の特長
- 生育初期の苗(培養苗)は、生育が進むにつれて球根が形成されていきます。球根の表面には、花芽が多数形成され、新鮮な表皮で覆われます。幼苗期は、葉肉が厚くて葉枚数が少なく生育します。
- 葉は濃い緑色で、模様が葉の縁にのみ現れます。
- 暑さに強いため夏の栽培期間中にも株落ちが少ないです。株がまとまりやすいため、葉組み作業が少なくてすみます。
- 花は中輪の大きさです。実生のシクラメンのような多花性ではありませんが、少ない花が連続して咲きます。香りの強いシクラメン原種‘シクラメン・プルプラスセンス’がもつ香気成分(ジヒドロファルネソールなど)のさわやかな香り(フローラルフルーティーな香り)を放ちます。
栽培のポイント
- 生育初期の根は、実生のシクラメンと比較して細く、少ない傾向を示します。このため、鉢土は腐葉土、ピートモス等の割合を増やして、軽い用土で育てます。
- 施肥管理は、ミニシクラメンを目安にします。肥料の吸収が良いため、肥料過多にならないよう注意して下さい。
お問い合わせ先
東京都農林総合研究センター
〒190-0013 立川市富士見町3-8-1
電話:042-528-5216